「カリタのドリッパー」違いを検証
こんにちは
大和屋広報担当のノブサワです。
本日から大和屋高崎本店で「福笑いコーヒー」や来年の干支である寅がデザインされた「カフェチョコ缶」などの販売が始まりました。
今年ももう残すところあと少しですね。
さて・・・
寒い日も多くなり、ホットコーヒーがますます美味しい季節。
「コーヒーをハンドドリップで淹れよう!」
となった時に必要になるドリッパーは、形や大きさなど様々な種類があり、どれがいいのか迷ってしまう。という方も多いのではないでしょうか。
本日は、大和屋で取扱いのあるドリッパーから
・カリタ ウェーブドリッパー 155 S
・カリタ式 102-D
2点の器具の特徴、実際に使ってみて感想などをご紹介します。
■それぞれの器具の特徴
<ウェーブドリッパー 155 Sについて>
1.ウェーブドリッパーとは
「初心者からプロのバリスタまで・・・誰もが手軽にベストな味わいを楽しめるドリッパー」
として、カリタから販売されているオリジナルのプロダクトシリーズです。
特徴は底が平らで3つの穴が空いていること。
底が平らであることにより、お湯が偏りにくくなり粉全体に均一に馴染み、3つ穴により、抽出速度も一定になります。
コーヒーを淹れる時ムラなくお湯を注ぐことは、コツが必要になってきますが、この構造によりカバーしてくれているというわけです。
味ブレが少なく、現在大和屋でもおすすめしている器具の1つです。
2.フィルターについて
ウェーブドリッパーにはマフィンカップのような見た目の専用フィルターがあり、ウェーブシリーズのドリッパーはフィルターとセットになって、初めて構造が完成します。
フィルターについている20個のウェーブ(ひだ)により、ドリッパーとフィルターの接地面が少なくなり偏ったところにお湯が溜まりにくくなります。
155と185大きさごとに専用のフィルターが販売されていて、使い方は簡単。
フィルターのウェーブ部分が綺麗になるようドリッパーにセットするだけです。
3.サイズ
「155」と「185」2つのサイズがあります。
155 1〜2人用
185 2〜4人用
となっています。
<カリタ式 102-Dについて>
1.カリタ式 102-Dとは
台形型のプラスチック製ドリッパーで、カリタのドリッパーと言えばこの形を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
こちらもカリタの特徴である、3つ穴構造になっていて、コーヒーが抽出される速度が調節されます。
プラスチック製なので陶器製と比べると割れにくく、また価格が安いのもうれしいポイントです。
陶器やステンレス製のものと比べると、熱の保温性や伝熱性は劣る部分があります。
2.フィルター
こちらも専用のフィルターが大きさごとに販売されています。
使うときは①底面→②サイドという順番でつなぎ目の部分を折って使います。
①
②
底面とは反対側に折り目がくるようサイドは折ります。
最後に底面の両サイドを軽く摘む程度に折ると、よりドリッパーにフィットします。
3.サイズ
全部で4つのサイズが販売されていて、
101-D 1〜2人用
102-D 2〜4人用
103-D 4〜7人用
104-D 7~12人用
となっています。
お家で使うならば「101-D」「102-D」の大きさが使いやすいと思います。
■同じ条件で飲み比べてみました!
同じレシピ、条件でコーヒーを淹れた時の印象の違いを試してみました。
レシピはウェーブドリッパーの時に使っているもので、変えたのはお湯の注ぎ方のみ。
ウェーブドリッパーは丸型なので中心に円を描くように。
102-Dは楕円形なので、楕円形に「の」の字を書く感じで注いでいきました。
ちなみに、今回はブラジルとケニアのコーヒー豆を使いました。
<レシピ>
・コーヒー(粉・中挽き) 20g
1投目 30gの湯
↓30秒の蒸らし時間
2投目 170gの湯(計200g)
↓10秒の蒸らし時間
3投目 120gの湯(計320g)
<感想>
ウェーブドリッパーは全体的にクリアな味わいに感じ、コーヒーからバランスよく抽出されてるなという印象。
底が平らなので偏りが少なかったことも影響していると思います。
102-Dはウェーブドリッパーと比べると苦味がしっかり出ていて、一口目に飲んだ印象も濃く感じました。コーヒーの成分がしっかり抽出されている印象です。
淹れるレシピにもよって変わってくると思いますが
ウェーブドリッパーは
・なるべく雑味を出さず、バランス良く抽出したい
・コーヒーをいつでも安定的に淹れたい
という方に
カリタ式 102-Dは
・しっかりと抽出したい
・ハンドドリップを始める、最初の1個として
という方におすすめだと感じました。
■最後に・・・
今回ご紹介した器具は
大和屋高崎本店、正面入口を入って左側器具コーナーに置いてあります。
その他にもたくさんの器具がありますので、行って見るだけでも楽しいです。
ネットショップでは
・ステンレス製、2〜4名用のウェーブドリッパー185 S
・陶器製、2〜4名用のウェーブドリッパー 185 ロト
・おうちカフェセットとして
102-Dのドリッパー
を取り扱っています。
また、ウェーブドリッパーについては大和屋のオウンドメディア「deepresso」でもご紹介しています。
deepressoはこちら>>>
今回の記事が少しでも、器具を選ぶ際の参考になれば幸いです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。