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大和屋 つれづれ記

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大和屋 冬の珈琲の楽しみ方!

こんにちは

大和屋 広報担当のノブサワです。

今年も残すところあとわずかですね!
大和屋高崎本店内も新春ギフトなど、新年に向けた商品が並んでいます。


2022年の干支である、寅の商品もたくさんあり、とても可愛らしいです。




本日は、お客様へ豊かなコーヒー生活の提案ができるプロのコーヒーマンを示す資格。
コーヒーマイスターの櫻井さんにご協力いただき

大和屋 季節限定で販売しているコーヒーから

・クリスマスブレンド
・福わらい珈琲

それぞれのコーヒー豆がもつ個性をより楽しむならば!!!
「どのフィルターを使い、どんなレシピで淹れますか?」と教えてもらいました。

それぞれの豆がもつ特徴と、おすすめのフィルターを使う際のポイント、 レシピなども教えてもらいましたのでご紹介します。

■クリマスブレンド

200g 1,231円
【生豆生産国】ブラジル、コロンビア、他
12月25日頃までの販売

深めの焙煎でコクがあり、ミルクを入れてもしっかりとした味わい。甘い食べ物と一緒に飲んでもしっかりとした苦味が感じられるよう、深煎りのブレンドです。


「コーヒーマイスター櫻井さんのおすすめのフィルターは?」

ステンレスフィルターです!


今回はKINTOさんから出ている
コーヒーカラフェセットのステンレスフィルターを使いました。

上から見るとこんな感じです。



「コーヒーマイスター櫻井さんからのコメント」

このステンレスフィルターはペーパーフィルターを使わなくていいので、コーヒー豆のもつオイル(油分)も一緒に抽出されます。 クリスマスブレンドは深煎りのコーヒーとなっているので、ステンレスフィルターで淹れることにより、よりオイル感が楽しめその質感が甘味に変わります。 また、ペーパーフィルターと違ってコーヒーの微粉も若干入るので、しっかりとした印象が感じられます。

今回ご紹介するレシピは、クリスマスに食べる生クリーム系のケーキにも合うよう、少し軽い印象のコーヒーになるように考えました。クリスマスブレンドの甘いコクと苦みをスイーツと一緒にお楽しみください。


「淹れ方の紹介」

【用意するもの】


・コーヒー 20g(粉・少し荒めの中挽き)
・お湯 350g(多めに用意)

・ポット(注ぎ口が細いもの)
・サーバー(KINTO)
・メッシュフィルター(KINTO)
・はかり(湯量を計るために使用)
・タイマー(抽出時間を計るために使用)


【レシピ】

最初の準備として、サーバー、ドリッパーは湯を通し温めておきます。
粉は平らになるようセットします。

①45gの湯を粉全体にかかるようゆっくりと注ぎ


 1分蒸らします


②はかりが160gになるまで中心に円を描くように注ぎます
(タイマーが1分30秒くらいで注ぎ終わるのが目安です)


 15秒蒸らします


③はかりが280gになるまで注ぎます
(タイマーが2分くらいで注ぎ終わるのが目安です)


 20秒蒸らします


④はかりが350gになるまで注ぎます
(タイマーが3分くらいで注ぎ終わるのが目安です)


⑤45秒待ったらドリッパーを外し、コーヒーをスプーンなどで混ぜ、全体の濃度を均一にしたら完成です!


「ポイント」
ステンレスフィルターはドリッパー全部に穴が空いているので湯溜まりが起きにくくなっています。 ドリッパーにお湯を直接当ててしまうと、そのまま湯が出てしまい抽出不足の原因で、コーヒーが水っぽくなってしまうので、注意してみてください。


■福わらいブレンド


200g 1,339円
【生豆生産国】ニカラグア、インドネシア、他
1月上旬頃までの販売

福わらいのようにコーヒーを楽しんでいただきたいと言う思いから、コーヒー豆の中でも大きな品種の豆と、小さな豆をブレンドしたコーヒーです。
ほどよい苦みのある、さっぱりとした軽めの味わいです。


「コーヒーマイスター櫻井さんのおすすめのフィルターは?」

ハリオV60 円すい型ドリッパーです!


1つ穴で円すい型のドリッパーです。

上から見るとこんな感じです。



「コーヒーマイスター櫻井さんからのコメント」

今回はバランスよくコーヒーを淹れるのではなく、豆の個性が出るようにV60を使いました。円すい型なのでコーヒーの層が深くなり、お湯が円すいの頂点に向かって流れるので、コーヒーの味わいをしっかりと抽出できます。また、淹れ方によって味をコントロールしやすいです。

福わらいブレンドは「酸味」に個性があるので、苦味が出る前に抽出し終わるレシピとなっています。「福わらい」という名前のように、コーヒーの味も楽しんでいただけたらと思います。


「淹れ方の紹介」

【用意するもの】


・コーヒー 21g(粉・中挽き)
・お湯 350g(多めに用意)

・ポット(注ぎ口が細いもの)
・サーバー(ハリオ)
・ドリッパー(ハリオ V60使用)
・ペーパーフィルター(V60用)
・はかり
・タイマー

【レシピ】

①まずはフィルターについている紙の臭いをとるため湯通し(ペーパーリンス)を行います。湯が全て落ちきったら、湯を捨てて粉を平らにフィルターにセットします。


②60gの湯が、粉全体にかかるようゆっくりと注ぎます。


 ドリッパーを軽く持ち上げ、円を書くように動かして攪拌を行い、1分蒸らします。


③はかりが200gになるまで注ぎ、20秒蒸らします。


④はかりが280gになるまで注ぎ、 20秒蒸らします。
 (タイマーが2分くらいで注ぎ終わるのが目安です)


⑤はかりが350gになるまで注ぎます。
フィルター側面についているコーヒー豆を落とすイメージでドリッパーを2〜3回軽く回し、粉と湯を攪拌させます。

3分ほどで注ぎ終わるのが目安です。

⑥ドリッパーを外し、コーヒーをスプーンなどで混ぜたら完成です!

過去のつれづれ記「ケニアのコーヒーを楽しむ」でハリオ V60は詳しくご紹介しておりますので、 よかったらこちらもご覧ください。
ケニアのコーヒーを楽しむ


■最後に…

今回、コーヒーの味わいに合わせたドリッパー選びから、淹れ方まで教えていただきました。

コーヒーに合わせて、器具もレシピも変えて…となかなか奥深い世界でしたが、 こんな楽しみ方もあるんだな…と、コーヒーを楽しむ参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。