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大和屋 つれづれ記

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デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いとは?

こんにちは。大和屋のアイシマです。

みなさん、「カフェインレス」や「デカフェ」という言葉を耳にしませんか?
実は全然違う意味なんです。

今日はその違いや、その手法についてお話しします。

◆カフェインって何?
天然成分の1つです。コーヒーだけに限らず、緑茶、チョコレートなどにも含まれています。
眠気覚ましや、疲労回復などに効果があります。

一般的にコーヒーをマグカップ1杯飲むと120mgのカフェインが入っていると言われています。
摂取しすぎると動悸、眩暈、吐き気など、体調を崩す場合もあります。
一日の摂取目安は、400mgが最大とされております。
コーヒーに換算するとマグカップ3杯程度であれば問題ないですね。

◆「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」
似ているようで異なる3種類について

「デカフェ」
本来カフェインを含んだモノからカフェインを取り除いたもの、あるいは添加するはずのものを添加しないことを指します。
「デカフェ」は100%カフェインが取り除いたものではないんですね。

「カフェインレス」
カフェインが含まれていないわけではなく「含有量が少ない」モノをさしています。
定義的には「もともと含有量が少ないモノ」とされており、0.1%以下に抑えたものを指します。

「ノンカフェイン」
もともとカフェインが含まれていないものを指します。

◆コーヒーにおける作り方
3種類あります。
 1.水抽出法
 2.有機培養抽出法
 3.超臨界二酸化炭素抽出法


どれも名前がかっこいいですよね。

1.水抽出法
コーヒーの生豆を水に浸すことで、水溶性であるカフェインを抽出したあと、
溶け出した水に加工を施しカフェインを除去、その水に再度コーヒ豆を入れることで成分を戻す方法です。
コーヒー豆に直接加工を施すわけではないので、安全性が高い方法になります。

2. 有機培養抽出法
コーヒーの生豆に有機溶媒を通してカフェインを抽出する方法です。
この方法は安全性の確立がされておらず、現在、日本では禁止されています。
また、カフェイン以外の成分も多く取り除かれてしまうので、コーヒー本来の風味も損なわれてしまう可能性があるそうです。

3.超臨界二酸化炭素抽出法
なんじゃそれっていう名前ですが、すごーく簡単にいうと二酸化炭素でカフェインを抽出する方法です。
どうやるのかというと、「超臨界流体」という特性を使います。
二酸化炭素は通常固体と気体にしかならないのですが、圧力と、温度を加えることで「超臨界流体」という気体でありながら液体である特殊な状態になります。
それにコーヒーの生豆を通すことで、カフェインを取り除くことができるという技術です。
コストはかかりますが、安全性が高く、カフェインのみを取り除くことが可能です。
大和屋の「カフェインレス」※ は、これを採用しております。
※なので厳密にいうと「デカフェ」になります。

さてここまで、「デカフェ」・「カフェインレス」・「ノンカフェイン」の違い、コーヒーにおける手法を説明いたしました。
お家で再現するにはかなり難易度が高いので、ぜひお近くのお店で購入することをお勧めいたします。

■ネットショップでも販売しておりますので、是非お求めください。


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最後までお読みいただき、ありがとうございます。