エルニーニョ・ラニーニャ現象とコーヒー
皆さんこんにちは。
大和屋のアイシマです。
梅雨が明け、いよいよ暑さ本番、といったところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は理科の授業で耳にした方もいるかと思いますが、エルニーニョ、ラニーニャ現象とコーヒーについて書かせていただきます。
コーヒーは、皆様にとって活力源であり、かけがえのないものだと思います。
しかし、近年、地球温暖化の影響で、コーヒーの生産量や品質が危ぶまれています。
その要因の一つとして、エルニーニョ・ラニーニャ現象が挙げられます。
■エルニーニョ・ラニーニャ現象とは?
エルニーニョ・ラニーニャ現象は、太平洋の赤道付近の海水温が平年より大きく変動する気象現象です。
エルニーニョ現象が発生すると、東太平洋の海水温が上昇し、西太平洋の海水温が低下します。
一方、ラニーニャ現象が発生すると、その逆の現象が起こります。
■コーヒー生産への影響
これら二つの現象は、実はコーヒーの生産に大きな影響を与えます。
エルニーニョ現象
o降水量の減少:コーヒーの生育には適度な降水量が必要です。エルニーニョ現象が発生すると、コーヒー生産地で干ばつが発生し、降水量が減少します。
o気温の上昇:高温はコーヒーの木の生育を阻害し、品質を低下させます。
o病害虫の発生:高温多湿な環境は、病害虫の発生を促進します。
■ラニーニャ現象
o降水量の増加:ラニーニャ現象が発生すると、コーヒー生産地で洪水が発生し、降水量が増加します。
o土壌流亡:豪雨による土壌流亡は、コーヒーの木の根を傷つけ、生育を阻害します。
生産国への対策
コーヒー生産国では、これらの現象の影響を軽減するために、様々な対策を講じています。
•品種改良
•灌漑設備の導入
•遮光ネットの利用
•有機栽培の推進
生産国によってさまざまな努力がされているからこそ、私たちはコーヒーを楽しむことができるわけです。
さて、今回のブログでは、エルニーニョ・ラニーニャ現象とコーヒーの関係について説明いたしました。
産地の努力に思いをはせながら一杯の珈琲を楽しむのもよいのではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。